外観・院内のご紹介
医療機器のご紹介
当院で実施可能な検査について
血液検査
糖尿病や脂質異常症、高尿酸血症などは血液検査での評価が必要です。また、これらと一緒に、肝臓や腎臓などの機能を定期的に確認し、合併症を早期発見するために血液検査は有用です。
当院では通常の注射器を用いた血液検査に加え、指先の血液を少量採取するのみで血糖値とHbA1cを測定できる機械も導入し、患者さんのご負担の軽減に努めております。
尿検査
糖尿病などで腎臓に負担がかかると尿蛋白、尿中アルブミンなどが検出されることがあります。これらを定期的に検査することで糖尿病による腎機能障害を早期に発見することができます。また、著しい高血糖の場合や糖尿病治療中で食事がとれない場合(糖尿病シックデイ)に、尿ケトン体という物質を確認することで、緊急性の程度を確認することが可能です。
心電図検査
胸と手足に電極をつけて、心臓の電気的な活動を波形として記録する検査です。不整脈、心臓の拡大や肥大、狭心症や心筋梗塞の診断に有用です。糖尿病、高血圧症、脂質異常症などは心臓の疾患のリスクとなりえます。定期的な心電図検査を行うことで、心臓病の早期発見につなげることができます。また、昔の検査との波形の変化で異常に気付ける場合がありますので、初診の方は原則として当院での心電図検査を実施いたします。
胸部X線
放射線を用いて肺と心臓の状態を画像として確認できる検査です。肺の異常の検知にも役立つほか、心臓のかげの大きさを比較することで、心不全という心臓の機能低下の徴候を見つけることが可能です。昔の画像との変化で異常に気付ける場合がありますので、初診の方は原則として当院での胸部X線検査を実施いたします。
血圧脈波検査
両手両足に血圧計や電極などを装着することで、両手両足の血圧と血流の様子を確認し、血管の硬さや詰まり具合を調べる検査です。血圧計による圧迫以外痛みは伴わず、5分程度で実施できる検査です。動脈硬化を比較的簡便に客観的に把握でき、リスクが高い場合はさらに追加の検査や専門医療機関へのご紹介も検討します。定期的に実施することで動脈硬化の進展状況を確認できますので、初診の方には原則として血圧脈波検査を実施いたします。
頸動脈超音波検査
頸動脈超音波検査は、首の血管に超音波装置をあてて画像化することで、首の動脈硬化の様子や狭い部分がないかなどを確認することができます。痛みは伴わず、10-20分程度で実施できる検査です。放射線を用いずに動脈硬化の状況を詳しく把握することができ、必要と思われる患者さんには検査をご提案し早期の診断と治療につなげていきます。
甲状腺超音波検査
甲状腺超音波検査は、喉仏の下のあたりにある甲状腺に超音波装置をあてて画像化することで、甲状腺の状態や腫瘍の有無などを確認できます。痛みは伴わず、10-20分程度で実施できる検査です。放射線を用いずに甲状腺の形態を評価できるため、基本的に、甲状腺疾患を疑う方には実施いたします。
ホルター心電図検査
一時的な動悸や胸苦しさがある場合、なんらかの不整脈や、狭心症といって心臓を栄養している血管が狭くなっている病気が隠れている可能性があります。これらの病気は、症状がある際の心電図検査でより詳細に診断をつけていくことが可能になりますが、症状がある際に医療機関にいるとは限りません。ホルター心電図検査は、携帯用の小型心電図計を用い 24時間にわたって記録することで、一時的な症状の際の心電図の波形を確認できます。痛みはない検査ですが、胸の数か所にシールを貼るので、検査中は入浴やシャワーはできません。24時間分の心電図を解析しますので、検査結果が出るまで1週間程度必要となります。